RHEL9 ntpからchrony へ移行する方法
環境
RHEL9.2
概要
Red Hat Enterprise Linux 8 以降、ntp はサポートされなくなりました。chrony は、デフォルトで有効
になっています。このため、ntp から chrony への移行が必要になる場合があります。
ntp からから chrony へ移行する際に、プログラム、設定ファイル、サービスに対応する名前について
1.設定ファイル名
/etc/ntp.conf
/etc/chrony.conf
2.keysの名前
/etc/ntp/keys
/etc/chrony.keys
3.プログラム名
ntpd
chronyd
ntpq
chronyc
4.サービス名
ntpd.service
chronyd.service
ntp-wait.service
chrony-wait.service
5.ntpdate ユーティリティーおよび sntp ユーティリティーは ntp ディストリビューションに含まれてい
ますが、-q オプションまたは -t オプションを使用して chronyd に置き換えることができます。この設
定は、/etc/chrony.conf を読み込まないようにコマンドラインで指定できます。たとえば、ntpdate
ntp.example.com を実行する代わりに、以下のように chronyd を起動できます。
# chronyd -q 'server ntp.example.com iburst' 2024-02-13T02:26:16Z chronyd version 4.3 starting (+CMDMON +NTP +REFCLOCK +RTC +PRIVDROP +SCFILTER +SIGND +ASYNCDNS +NTS +SECHASH +IPV6 +DEBUG) 2024-02-13T02:26:16Z Fatal error : Another chronyd may already be running (pid=1088), check /run/chrony/chronyd.pid