JavaScript アロー関数式の使い方のサンプル
環境
Google Chrome 126.0.6478.127(Official Build) (64 ビット)
概要
アロー関数自身には this、arguments、super へのバインドがないので、メソッドとして使用することはできません。
アロー関数はコンストラクターとして使用することはできません。 new をつけて呼び出すと TypeError が発生します。
new.target キーワードにアクセスすることもできません。
構文
() => 式
引数 => 式
(引数) => 式
(引数1, 引数N) => 式
() => {
処理コード
}
引数 => { 処理コード } (引数1, 引数N) => { 処理コード }
使用例
const materials = ['Hydrogen', 'Helium', 'Lithium', 'Beryllium']; console.log(materials.map((material) => material.length));
結果
Array [8, 6, 7, 9]
使用例2
// 従来の無名関数
(function (a) { return a + 123; });
// 1. “function" という語を削除し、引数と本体の開始中括弧の間に矢印を配置する
(a) => {
return a + 123;
};
// 2. 本体の中括弧を削除と “return" という語を削除 — return は既に含まれています。
(a) => a + 123;
// 3. 引数の括弧を削除
a => a + 123;
中括弧を省略できるのは、関数が直接式を返す場合だけです。本体に追加の処理がある場合は中括弧が必要となり、
return キーワードも必要となります。アロー関数はいつ何を返すかを推測することはできません。
// 従来の関数 (function (a, b) { const chuck = 59; return a + b + chuck; });
// アロー関数
(a, b) => { const chuck = 59; return a + b + chuck; };
アロー関数は常に無名です。アロー関数自身を呼び出す必要がある場合は、代わりに名前付き関数式を使用します。
// 従来の関数
function bob(a) { return a + 234; }
// アロー関数
const bob2 = (a) => a + 234;