Ubuntu 23.04 NFS サーバーを構築する手順

環境

# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 23.04
Release: 23.04
Codename: lunar

操作方法
1.nfsサーバーをインストールします

#apt -y install nfs-kernel-server

2.nfsサーバーの設定を行います
# vi /etc/idmapd.conf
5行目 : コメント解除して自ドメイン名に変更する

Domain = cft.arkgame

3. 最終行に設定を記述する
# vi /etc/exports
例として [/data/nfsshare] を NFS 共有に設定

/data/nfsshare 10.0.0.0/24(rw,no_root_squash)

4.共有ディレクトリを作成する

# mkdir -p /data/nfsshare

5.nfsサーバを再起動します

# systemctl restart nfs-server

exports の主なオプション

オプション 説明
rw 読み込みと書き込みの両方を許可
ro 読み込みを許可
sync 同期書き込みを有効にする (デフォルト)
async 非同期書き込みを有効にする
secure 1024番ポートより小さいポートからのリクエストのみ受け付ける (デフォルト)
insecure 1024番ポート以降のポートからのリクエストも受け付ける
wdelay 別の書き込み要求が実行中/発生予定の場合、書き込みを遅らせる (デフォルト)
no_wdelay wdelay を無効にする。async と合わせて設定する
subtree_check サブツリーのチェックを行う。(デフォルト)
一般的な指針として、多くは読み込みのみでファイル名の変更があまり行われないようなディレクトリをエクスポートする場合は、 サブツリーチェック有効の方がよいとされる。
no_subtree_check サブツリーのチェックを無効にする。
一般的な指針として、ホームディレクトリのような細かなファイルが多く、変更も多いディレクトリをエクスポートする場合は、 サブツリーのチェックを無効にした方がよいとされる。
root_squash root UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
no_root_squash root を anonymous UID/GID にマッピングしない
all_squash 全 UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
no_all_squash 全 UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングしない (デフォルト)
anonuid=UID 指定の UID を anonymous UID にマッピングする
anongid=GID 指定の GID を anonymous GID にマッピングする

Ubuntu 23.04

Posted by arkgame