RHEL9 headコマンドでファイルの先頭数行を表示する

2024年2月2日

環境
Red Hat Enterprise Linux release 9.2 (Plow)

書式
head [オプション] [ファイル]
指定したファイルの先頭 10行を標準出力に表示します。表示する行数やバイト数を指定することもできます。
複数のファイルを指定した場合は、ファイル名がファイル内容の前に表示されます。

オプション
-c バイト数 表示するバイト数を指定します。
-n 行数 表示する行数を指定します。指定しない場合は、先頭 10行が表示されます。
-q ファイル名を表示しません。
-v 常にファイル名を表示します。

操作例1
指定したファイル（/etc/group）の先頭 10行を表示します（オプション なし）。

$ head /etc/group

bin:x:1:
daemon:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:
tty:x:5:
disk:x:6:
lp:x:7:
mem:x:8:
kmem:x:9:

操作例2
指定した行数（ここでは、6行）を表示します（オプション -n）。

$ head -n 6 /etc/group

root:x:0:
bin:x:1:
daemon:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:
tty:x:5:

操作例3
複数のファイルの先頭 5行を表示します。複数のファイルを指定しているので、ファイル名がファイル内容の前に表示されます。

$ head -n 5 /etc/group /etc/passwd

==> /etc/group <==
root:x:0:
bin:x:1:
daemon:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:

==> /etc/passwd <==
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin
daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/sbin/nologin
adm:x:3:4:adm:/var/adm:/sbin/nologin
lp:x:4:7:lp:/var/spool/lpd:/sbin/nologi

操作例4
出力にファイル名を表示します（オプション -v）。
$ head -v -n 6 /etc/group

==> /etc/group <==
root:x:0:
bin:x:1:
daemon:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:
tty:x:5: