Fedora 38 NTP サーバーChrony をインストールする
環境
Fedora 38
概要
Chrony をインストールして、時刻同期サービスを提供する NTP サーバーを構築します。
操作方法
1.Chrony をインストールします。
# dnf -y install chrony
2. Chrony の設定を行います
時刻同期する NTP サーバーを変更
# NTP サーバー自身も NTP クライアントとして他の NTP サーバーと時刻同期
修正前
pool 2.centos.pool.ntp.org iburst
修正後
#pool 2.centos.pool.ntp.org iburst
pool ntp.nict.jp iburst
3.NTP クライアントからの時刻同期リクエストを受け付けるネットワークを追記する
# 自身のローカルネットワーク等を指定 # 指定しない場合はローカルホストのみ allow 10.0.0.0/24
4.chronydを起動する
# systemctl enable --now chronyd
5.Firewalld を有効にしている場合は NTP サービスの許可が必要です。なお、NTP は [123/UDP] を使用します。
# firewall-cmd --add-service=ntp # firewall-cmd --runtime-to-permanent
6.動作確認を行います
# chronyc sources