AlmaLinux9 SELinux ログを確認する方法
環境
AlmaLinux release 9.2 (Turquoise Kodkod)
概要
SELinux によるアクセス可否の決定は一旦キャッシュされ、アクセスが拒否の場合はメッセージがログに記録されます。
SELinux のキャッシュは AVC (Access Vector Cache) と呼ばれ、アクセス拒否はAVC 拒否とも呼ばれます。
操作方法
1. Systemd Journald や Rsyslog サービスが有効の場合は、
ログは Journald のログや [/var/log/messages] に記録されます。
# journalctl -t setroubleshoot
2."setroubleshoot"の検索
# grep "setroubleshoot" /var/log/messages
3.Audit サービスが有効の場合は、ログは [/var/log/audit/audit.log] に出力されます。
# grep "avc: .denied" /var/log/audit/audit.log
4. Auditd 経由のログは [ausearch] コマンドを使用すると、時刻等を確認します
# ausearch -m AVC
5. Auditd 経由のログは [aureport] コマンドを利用すると、サマリ出力します
# aureport --avc