AlmaLinux9 IPアドレスをコマンドで設定・変更する方法
環境
AlmaLinux release 9.4 (Seafoam Ocelot)
1.ネットワークデバイスの設定を確認する
nmcli device show <ネットワークデバイス名>
ネットワークデバイス名はnmcli device statusコマンドで確認できます。
使用例
ネットワークデバイスの設定を確認します。
# nmcli device show ens3 GENERAL.DEVICE: ens3 GENERAL.TYPE: ethernet GENERAL.HWADDR: 07:10:27:C0:3F:B3 GENERAL.MTU: 1500 GENERAL.STATE: 30 (切断済み) GENERAL.CONNECTION: -- GENERAL.CON-PATH: -- WIRED-PROPERTIES.CARRIER: オン IP4.GATEWAY: -- IP6.GATEWAY: --
2.ネットワークデバイス名のステータスを確認します。
# nmcli device status DEVICE TYPE STATE CONNECTION ens3 ethernet 接続済み ens3 ens8 ethernet 切断済み -- lo loopback 管理無し --
nmcli connection show <接続プロファイル>コマンドを実行し、
ネットワークデバイスの設定で使用するプロファイルの情報を確認します。
# nmcli connection show ens8
3.IPv4のIPアドレスを設定する
nmcli connection modify <接続プロファイル名> ipv4.address <IPアドレス>/<プレフィックス>コマンドを実行し、
IPアドレスとプレフィックス(サブネットマスク)を設定します。
# nmcli connection modify ens8 ipv4.address 192.168.16.12/24
IPv4のIPアドレス設定を確認する
# nmcli connection show ens8 | grep ipv4.addresses
IPv4のメソッドを静的に設定する
形式
nmcli connection modify <接続プロファイル名> ipv4.method manual
# nmcli connection modify ens8 ipv4.method manual
nmcli connection show <接続プロファイル名> | grep ipv4.methodコマンドを実行し、
静的(manual)が設定されていることを確認します。
# nmcli connection show ens8 | grep ipv4.method
4.IPv4のデフォルトゲートウェイのIPアドレスを設定する
形式
nmcli connection modify <接続プロファイル名> ipv4.gateway <IPアドレス>
コマンド
# nmcli connection modify ens8 ipv4.gateway 192.168.56.254
5.IPv4のデフォルトゲートウェイのIPアドレスを確認する
形式
nmcli connection show <接続プロファイル名> | grep ipv4.gateway
# nmcli connection show enp0s8 | grep ipv4.gateway
6.ネットワークデバイスが自動で接続されるように設定する
形式
nmcli connection modify <接続プロファイル名> connection.autoconnect yes
コマンド
# nmcli connection modify ens8 connection.autoconnect yes
ネットワークデバイスの自動接続がYesであることを確認する
形式
nmcli connection show <接続プロファイル名> | grep connection.autoconnect:
コマンド
# nmcli connection show ens8 | grep connection.autoconnect: