Ansible の基本的な利用方法
環境
Ubuntu 24.04
基本的な利用方法
ansible [対象サーバー] [オプション] -m [モジュール] -a [モジュールの引数]
使用例1
管理対象クライアントに対して root ログイン許可 (PermitRootLogin が no 以外)
+ 鍵ペア認証 (キーパスフレーズ無し) の場合は、
以下のようなコマンド指定で利用できます。
# [10.0.2.25] に対して ping モジュールを実行
# ansible 10.0.2.25 -m ping 10.0.2.25 | SUCCESS => { "ansible_facts": { "discovered_interpreter_python": "/usr/bin/python3" }, "changed": false, "ping": "pong" }
使用例2
対象ホストで [sudo] 実行が許可されている任意の一般ユーザーで接続する場合は以下のように実行します。
例として、[ubuntu] ユーザーで実行します。 [-b (--become)] オプションで権限昇格し、[--ask-become-pass] でパスワードを入力します。 * [sudo] で [NOPASSWD] 設定している場合は [--ask-become-pass] 不要 root ユーザー以外の権限を利用したい場合は [--become-user=xxx] で明示的に指定します。 [sudo] 以外の昇格方法 [sudo | su | pbrun | pfexec | runas] を利用したい場合は [--become-method=xxx] で明示的に指定します。
[target_servers] に対して [/etc/shadow] を表示
$ ansible target_servers -k -m command -a "cat /etc/shadow" -b --ask-become-pass SSH password: BECOME password[defaults to SSH password]: 通常 SSH パスワードと同じのため 空 Enter で OK